痛みを緩和するために
痛みの少ない治療
治療時はどうしても痛みが起こってしまうケースがあります。
しかし、当センターでは、患者さまができる限り、痛みが少なく快適にきれいな歯並びを手に入れて頂けるよう、痛みの少ない治療を心がけております。
痛みの原因
外からの刺激に歯周組織が反応し、神経を刺激することで発生する治療中の痛み。
ワイヤーなどの“異物”を装着する治療であることから、治療中に痛みを訴える患者さんは多いものです。
こうした痛みの対処のためには、どこで生じているのかを把握することが大切です。
歯根膜への痛み
歯根膜とは、歯根の全周に存在する歯を支えている組織です。治療によって生じる痛みのほとんどは、ここからの痛みだと言えます。主に、矯正用のバンドや矯正用ワイヤーによって痛みが引き起こされます。
頬粘膜への痛み
コバルトクロム合金やステンレススチールワイヤーなどの硬いワイヤーによって、歯肉や頬粘膜が擦れて痛むことがあります。また、その硬さを補うためにループを取り付けて弾力性を与えることもありますが、それによって頬粘膜が擦れてしまうこともあります。
舌への痛み
治療に用いる拡大装置には、弾力性を増すためにワイヤーに丸いループが組み込まれています。このループが舌に挟まったりすることで痛みを生じることがあります。
炭酸ガスレーザーによる治療
痛みは個人によって感じ方が異なります。
強く痛みを感じる方に対しては、矯正の際に歯にかかる力を小さくすることによりできる限り抑えるように致します。また、痛みを抑えるお薬や、装置が唇などに当たり痛みが出てしまう場合は、お口の中を保護するためにクッションを装置に付け痛みを和らげるように致します。時には、炭酸ガスレーザー治療により痛みを和らげるよう努力致します。
炭酸ガスレーザー治療
炭酸ガス(CO2)レーザーとは、赤外線の一種で、人体には無害ですのでご安心して受診下さい。
また1回のレーザー治療は、短時間で終わります。
メリット
- ワイヤーや口内炎の痛みを緩和
- 抜歯後の痛みを軽減
- 治癒の促進(傷口を早く治す)
- 歯茎の痛みの軽減